今回は、ブルガリアの首都、ソフィアで有名な5つ星ホテル“GRAND HOTEL SOFIA”で開校されている、
FIVE STARS ACADEMY でのヨーグルト料理レッスンのレポートをお送りします。
今回、講師をしてくださったのは、なんと、
“GRAND HOTEL SOFIA”総料理長のジョロさん!
そして、もう一人は、TV等でも活躍中のブルガリアの国民的シェフ ボビさん!
料理の鉄人的な番組で審査員もしていて、日本でいうなら、陳健一さんとか、道場六三郎さんでしょうか?
ボビさんが作った砂糖を使わないチョコレートは、今後日本でも発売されるそうなので、日本でも有名なシェフになるかもしれませんね。
左:ジョロさん 右:ボビさん
こんな豪華な講師陣に、なんと、ヨーグルト料理のプライベートレッスンをしていただきました。
こちらは“アイリャン”
ジョロさん流アイリャンは、ミキサーにヨーグルトとお水の代わりにソーダ、塩、レモン汁を加えて撹拌します。
ソーダで作ることによって、とても軽い喉越しになり、このアイリャンなら、日本人にもうけるかもしれません。
こちらは、ヨーグルトスープ“タラトル”
Minaさんにも教えていただきましたが、ホテルバージョンはキュウリを刻むだけでなく、おろして入れることによって、舌触りが滑らかになりました。
こちらは、水切りヨーグルトとパプリカのピクルスのディップ
ホテルの宿泊客へのサービスでも出されているそうです。
こちらは市販の生地を使った“バニッツア”
中にヨーグルトとチーズが入っています。
こちらもバニッツア!
面倒くさがり屋のバニッツアという名前で、確かに作り方はとても簡単!
天板に水溶きした小麦粉を流しいれ、その上に、ヨーグルトとチーズを乗せて焼き上げるだけ。
一言でバニッツアといっても、いろんな形があるようです。
こちらはヨーグルトサラダ“スネジャンカ”
やはり、ホテルの盛り付けは美しくて参考になります。
こちらは、ポーチドエッグにヨーグルトとパプリカソースをかけた卵料理。
半熟卵とヨーグルトソースが絡まって、すごく上品な料理です。
こちらは、先ほどの卵料理を、ボビシェフがアレンジした料理
ポーチドエッグの代わりに、卵を65度のオーブンで32分温めたものに、ヨーグルトとパプリカソースをかけたもの。
卵に含まれる、熱に弱い成分が、低温でじっくり温めることによって、その成分を壊すことなく食べられます。
こちらもボビさんが開発したヨーグルト料理
ヨーグルトを海藻のエキスの中に落としれたあと、水に入れると、ヨーグルトのカルシウム成分が反応して、表面が固まり、白玉だんごのような見た目になるのです。
そのまま一口で食べると、ヨーグルトが口の中でふわっととけ、初めての食感でした。
こちらはヨーグルトソースに一晩つけた鶏肉のグリルです。
一晩つけることによって、お肉がとても柔らかくなります。
こちらはヨーグルトのパスタ
ヨーグルトに寒天パウダーを混ぜて作ったパスタです。
これなら、小麦アレルギーの人でも、パスタ気分が味わえますね!
こちらは衣をつけて揚げたなすに、ヨーグルトソースをかけた料理です。
フライとヨーグルトとの相性が、こんなにいいとは知りませんでした。
最後はヨーグルトと苺のムース!
口解けがとても軽やかなムースでした。
プロ用の瞬間冷蔵の器具を使って作るので、家庭で作れるようにアレンジをしてみようと思います。
道具が必要だったり、日本では手に入りにくい食材を使うものもありましたので、
かおる流にアレンジしたレシピを、今後、たくさん作ってみたいと思います。
“GRAND HOTEL SOFIA”FIVE STARS ACADEMY では、たくさんのヨーグルト料理を学ぶことができましたが、ジョロさんとボビさんから、料理に対するプロの姿勢というものも教えていただきました。
二入とも、使う食材のことを追求し、リスペクトして作ることが、まず料理の基本だとおっしゃっていました。
そして、新しい料理の開発も必要だが、伝統を重んじることも必要だと!
こんなにベテランのシェフでも、いつまでも初心を忘れず、前向きに料理に取り組む姿勢に、とても感動しました。
全てのレッスン終了後、FIVE STARS ACADEMYの修了証書を発行していただきました。
改めて、今回、レッスンをしてくださった、ジョロシェフとボビシェフに、心より感謝を申し上げます。
次回のI LOVE YOGURT では、ブルガリアにて、料理以外にも、とても貴重な経験をすることができたので、レポートしたいと思います。